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二河白道をわたる

東京国立博物館で、法然と親鸞-ゆかりの名宝-展が開催中。 本日そうそうに見学。

http://www.honen-shinran.com/

入口すぐに展示概要が図式化されているので、やたら人が溜まっている。 だいたい一回りすればわかるし、むしろ何が展示されているかの方が重要だ。(^-^;

展示品のスタートが、東京国立博物館に寄託されている、京都光明寺の二河白道図にびっくり。
これは卒論で取り上げた絵画。会場が暗くて、現世や白道を囲む水と火の河が見えにくい。
法然や親鸞の教義をコンパクトかつ典型的に視覚化した絵画だからだろう。
学説として、現世の苦しみを表現する地獄図や六道絵との関係が長いこと言われていた。私はむしろ當麻曼陀羅という浄土図との関連を説いていた。

だんだんその流れになってきたみたいだ。

あとはダラダラと祖師図やら教義書の類が並ぶ。
仏像はちょいちょい。最後が知恩院の早来迎で締めるというもの。

早来迎を見ていると、あの山にある白いモノは何だろうとおばさま二人。桜ですよと解説すると、納得して去っていく。
むしろ、同じ画面にある赤い木は何かが問題。カエデで時間を超越した空間という節があるが、私は納得していない。
多分、満開を過ぎて散ったサクラの木ではないか。サクラの花びらが付いていた花房がこんな色、花が散った後は、地面が 真っ赤になるものだ。

一回りしたあと、再度入場しようとすると、正面に浄土。蓮池には阿弥陀様が立って出向いしている

これは光明寺本二河白道図の拡大だと思ってよくよくみると、左は赤で右は青、真ん中に10センチはかりの白い道。
これは二河白道だったのか。と思いながら、白道を歩むが、なかなかまっすぐ進めない。
ふと横をみると、光明寺本の荒れ狂う炎や水がさらに拡大されて展示してある。
よく見えなかった炎や水流、その付近がよくわかる。筆致はあんな小画面に細かなこと。

次々に来場者はあるが、白道には気が付かず、すっーと入っていく。

見に行ったら、是非白道を歩くべし。

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