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阿修羅展

 やっぱり、名前だけが先行しすぎていたか。興福寺創建1300年記念国宝「阿修羅展」。

 雨の中、すいているだろうからと思って上野の東京国立博物館へ行ってみた。濡れ鼠になりながら、ようやく平成館まで到着。それでも連休第1日目だけに人出が多い。今回は時計回りかと思ってエスカレーターをあがっていくと、ミュージアムショップの南東からスタート。

 今回の展示は、興福寺創建1300年を記念し、来年から中金堂を再建にかかるための勧進という色彩があるようだ。私が興福寺を初めて訪れたころから比べたらかなり整備されているが、薬師寺の旧金堂が講堂あとに移築され、北円堂の横に立っている。ちなみに、五重塔の横に立っているのが東金堂。ちなみに、創建当時の興福寺が東西中の3つの金堂が立ち並ぶという偉容だったという。

 まず、興福寺創建時に埋められた中金堂の鎮壇具。建築の安全を祈り、基壇部に埋められたさまざまなものが出土したというものだが、小さいものが多くて人垣でみえず。続いて、伝橘夫人厨子と阿弥陀三尊像。7世紀の白鳳期につながる童顔のかわいらしい像だ。

 続いて、八部衆と十大弟子。開会当初はすべてを並べたというが、もう3体はお帰りになったとか。それでも7体が並ぶ姿は壮観だけど、眷属像だから今ひとつ地味に感じる。みると、阿修羅像がない。次の部屋に移ると、スロープになっており、高い位置から阿修羅像が見下ろせるという展示メーンの最近の展示方法。ただスロープを降りていくと、狭いカーブのところに展示解説があって人がたまって何とも進みにくい。構造上の問題だね。

 久しぶりに見る阿修羅像は、遠くから眺めるという感じ。なんとも異様で、それほどいいとは思わない。興福寺へ行けば、ガラス越しだけどもっと近くから見られるはず。そもそもの鑑賞空間としては、暗い堂内で遠くからみるものだろう。それでも3面6腕の姿は異様だ。

 続いて、中金堂再建として、鎌倉期に復興されたときの中金堂の仏像。康慶作の四天王像が左右に並ぶその先に薬王菩薩像がみえる。すべて2メートルを超える像だけに、見る姿も迫力がある。当時の中尊が失われたのは惜しいが、その運慶作という釈迦如来像の仏頭が別に置かれている。作品としては、こちらの部屋の方がいい。

 で、展示はこれで終わり。バーチャルリアリティ映像の放映があるが、時間がかかるし、必要ない。値段の割に、展示が少なかったという感じがする。なんだか割高だなあ。

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