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三井寺展

 確定申告は、電子入力システムで簡単になったものだ。電子申請はできないから、直接税務署のポストに投函。ちょっとだけ時間がある。

 そのまま六本木に到着。そこから東京ミッドタウンに移転したサントリー美術館へ。今日が国宝・三井寺展の最終日。3階まであがって館内へ。チケットもすんなり買え、そのままエレベーターで4階へ。展示室に入ると、狭い。狭い空間に、展示品があれもこれもとところ狭く展示してある。

 秘仏開扉の目玉は「黄不動立像」。立ったままだと展示位置が低くて、やたら腹が出て短足に見える。多分、座ったときに見上げるとバランスがよくなるのだろう。でも、人が多いのと、狭くてそんなことが出来やしない。次の「黄不動尊像」は、日本の三大不動尊で筆頭になる黄不動の根本図像。展示が少し高めに設定してあるから、バランスよくみえる。目に金箔が置かれていて、暗い堂内でみたらさぞや威圧感があり、さらに背景がないから天空から降臨したとも感じられるだろう。この黄不動の模本も展示してあるが、赤不動や青不動もある。

 国宝・定智筆「善女竜王像」が展示してある。展示位置が悪いのか、人がすぐ流れていく。この平安期の神様の絵画であるが、円珍が帰国に際して大嵐に逢ったとき、船中に現れて危難を救ったという奇譚を絵画化したもの。大幅であるが、筆の線は確かでなかなかいい。でも、少しぼんやりしているから、みんなパスしているのだろう。足下の波の表現はおもしろいし、背景がもう少しわかればいい作品だろうに。

 4階から3階へ階段を下りると、金碧障壁画がお出迎え。狩野光信筆の勧学院客殿のもの。だけど、今ひとつの迫力に欠ける。

 次の展示室の正面には、秘仏「如意輪観音座像」がお出迎え。丈六の観音様のお顔はやさしい。冠の金具の細工は細かいが、なぜが揺れている。空調か床の振動を拾っているのか。これが西国三十三カ所観音霊場としての観音堂のご本尊か。

 順路を進むと、牡丹に猫図。普通なら虎だろうに、これまた小憎たらしいネコが1匹寝ている。これも光信の筆だという。

 三井寺は鐘で有名だけど、円珍こと智証大師が開いたという歴史が深いうえに、権門と結びつき、さらに観音信仰の霊場となっていたから、多くの宝物がある。とはいえ、大阪市立美術館で展示したものを巡回でサントリー美術館で展示したから、少々詰め込みすぎ。少々疲れてしまった。

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